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2019年7月19日金曜日

7月の田辺寄席


毎月 田辺寄席の案内を頂く プログラムをチエックするのだが是非行きたいということが少なくなった どうしてだろう 何か寂しい
7月は大好きな生喬さんが登場 弟子の生寿さんも一緒だった 第850回の昼席はほぼ8割方の入り 900回まであと50回 多分来年末には900回になるだろう 1000回はだいぶ先になる
さて生寿さんは「米揚げ笊(いかき)」米相場で有名だった堂島の商家が出てくる噺である 商家は縁起を担ぐ 下がるというのは禁句だが 最後の最後に口を滑らす 生寿さんの噺は明るく楽しい
生喬師は「遊山船(ゆさんぶね」と「お目見得(おめみえ)花登筐作」の2作 いずれも生喬師らしい噺であった 「遊山船」は「舟弁慶」と同じように夕涼みに出掛けて川を眺める風景が出てくる 舞妓さんのことを「まあ衆」とか芸子さんのことを「げい衆」とかいうのが面白い 鰻の半助も出てくる 最後は同じように雀のお松さんが出て来て「質に置いても流れんように」というのがサゲである なんという種類の「オチ」だろうか?
「お目見得」は昨年末に堀江で聴いたので2回目となる 花登先生は松鶴師匠のために書いたらしい それを先代の松喬師匠が引き継いで演じていたものだが松喬さんはあまり演じなかったらしい 理由を聴いたら「あれはなあ・・・」で終わったらしい 愛すべき丁稚の留吉 生喬師ならではの話芸で演じた
生喬師と生寿はこの高座が終われば神戸の喜楽館に行くとか 「噺家タカラヅカ」に出演するとか チケットは完売のようだ どんなタカラヅカか一度観てみたい
そしてお馴染みの文太師匠は「八五郎出世」江戸では「妾馬」八五郎の妹が大奥で世継ぎを生んだという目出度いお噺であった
田辺寄席は歩いても近いので助かる 一時のような抽選会はないが安価で楽しめるのがとても嬉しい会である

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