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2021年12月15日水曜日

訃報相次ぐ 川柳師匠 圓丈師匠


11月に続いた訃報 江戸の噺家が相次いでお亡くなりになった それも三遊亭圓生さんの弟子だったお二人 また新作落語の話し手として有名だった 二人のホームグランドは東京の舞台 浅草 末広 鈴本 池袋などなど 二人とも落語協会だから同時に出ることもあったと思う
私自身は何回も観た 川柳師匠は昭和6年生まれ いつも同じネタ ジャズ息子が得意 立って踊るのが他にはない所作 また時々怒ったようなことを言って笑わす いわゆるお客を「いじる」のが好きな噺家である 人生の喜怒哀楽をすべて知った人であった
圓丈師匠は昭和19年生まれ 明治大学卒 名古屋出身 愛想は良くない印象がした 新作なら圓丈というくらい名手だった 「新作の革命児」がこの人のニックネームであった そのほか鳳楽師匠と圓生の名前を継ぐかどうかで争ったことも記憶に残る のちに圓窓まで参戦したが結局は盛り上げるためのものだったのか 
三遊亭白鳥師が弟子として有名 白鳥師も新作を演じている 落語界に新風を送り込んだという点では貴重な噺家であった 
お二人に合掌
 

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