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2012年8月1日水曜日

さん喬・松喬二人会

楽しみにしていた二人会。たっぷりの3時間。松喬さんの弟子の生喬さんの「時うどん」を含めて5席は贅沢である。杏太郎さんのお蔭でチケットが手に入った。それも前から2列目のほぼ正面。良い席だった。さすが、東西の一流の芸人。会場は満員。満足した落語会でした。

松喬さんは前座噺の「大安売り」と「へっつい幽霊」の二席。マクラは、闘病記。みんなが心配していたことである。それにしても落語の予定を次々と入れて、それに向かって治療する姿は痛々しいが、凄い精神力を感じた。どうしてもガンを克服して欲しい。

一方、さん喬さんは、「船徳」と「たがや」の二席。実物を拝見したのは初めて。品の良い噺家である。人気者だけある。二つの噺は、浅草近辺の噺で古典中の古典である。「船徳」は、実家を勘当になった若旦那の噺。船頭にあこがれ、船頭の徳さんになったは良かったが、そう簡単には、船は漕げない。お客さんを乗せて船は出したが、ドジばかり。やっとのことで大桟橋には着いた。お客から「おい船頭大丈夫か」と声を掛けられ、「ヘイ、船頭一人雇っておくんなせい」がオチ。船で揺られての会話が最高。本題に入る前の噺が少し長かったので、欠伸が少し出ました。次回もぜひ聴きに行きたい。

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