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2013年6月4日火曜日

宿場寄席のトリは月亭八方師匠


楽しみにしていた「宿場寄席」。第91回だそうだ。年に3回程度の開催だから30年も続いているのか?トリは松喬さんの予定だったが・・・。残念。体調不良で代演と出ていた。月亭八方師匠だ。松喬師匠の体が心配になる。8日・9日は松喬一門会がある。8日に行く予定にしているのだが、大丈夫かなと、それに備えて無理をしなかったのかなと思いを巡らす。

さて、八方師匠の落語は久しぶりだ。65歳になったという。若く見える。文枝襲名披露でパリに行ったことをマクラで話した。これが実に面白かった。間の取り方がさすがだ。健康診断・人間ドックにの話から本題に入る。噺は船場の大旦那さんの倅が病に防ぎこんでいるところから始まる。はじめは「崇徳院」かなと思っていたら「千両みかん」であった。10粒で千両、倅は元気になり、3粒残して、両親と番頭にと言う。番頭1粒100両に目がくらんで逃げた。このオチは面白くて悲しい。しかしやはり八方師匠は笑わすコツをよく知っている。松喬師匠もこのみかんで元気を取り戻してほしいと願う。

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