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2011年7月14日木曜日

松山鏡

越後に松山村がある。本当にあるみたいだ。上方では羽生村の鏡になる。羽生村は上州にある。繁盛亭ライブで福郎師匠が「羽生村の鏡」というのをやっているので、どんな噺かと聴いたら、松山鏡だった。この噺は、鏡のまくらから始まる。美術館で奥様が質問、「これはモネですね」「いや違います。マネです」「これの絵はピカソですね」「いや 奥様 それは鏡です」???
鏡があるということを知らなかった松山村の正助さんは、孝行者の御褒美に何が良いかと言われて、死んだ親爺に会いたいと願い出る。領主は、「決して余人には見せるなよ」と言って鏡を与える。鏡を見たら自分のそっくりの親爺が映っていて、大喜び。毎日毎日、納屋で親爺に会いに行く。不審に思った女房が、夫の留守にのぞくと女の顔が。こんな女を隠していたのかと夫婦喧嘩。たまたま通りかかった尼さんが仲裁に。尼さんも鏡を見て驚いて一言。「二人がえれえ喧嘩したで、中の女きまり悪くて、坊主になった」というのがサゲ。なかなか洗練されている。面白い噺である。

1 件のコメント:

  1. 「松山鏡」,知りませんでした。素敵な題名ですね。
    検索すると,能にも松山鏡があり,類似した筋立てのようですね。

    ピカソの小噺は,誰かで初めて聞いたとき,よくできているなぁと感心しました。

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