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2011年7月18日月曜日

お文さん

田辺寄席の文月席に行った。今日はいつもより少ない感じだ。80名くらい。暑いから?笑呆亭のクイズの正解38名。不正解45名。勿論、正解であったので、景品があたるかもしれないと期待していたのだが。残念。今日は桂ちきん。桂文鹿。桂枝光。桂文太師匠。飛び入りで文鹿さんの師匠の桂文福師匠が登場したのには驚いた。
文鹿(ぶんろく)さんの「じっくりたっぷりの会」であった。演じたのは「8時ちょうどのくろしお1号」と「お文さん」。一度、松喬師匠の高座で聴いたことがあった。酒屋で赤子を抱いた浪人が、角樽を買った。これを御祝に届けるということで、丁稚の定吉がお供をする。しかし、定吉に赤子を預けてちょっと奥の屋敷に行ってくると行って帰って来ない。やがて捨て子と気づく。それは若旦那と新地の芸子お文さんとの子であった。乳母としてお文さんが家に入るように仕組まれていたのだ。何も知らない御寮さん。世話役のお松どんが御寮さんの味方となって定吉に白状させる。今、若旦那は、奥でお文を呼んでいる(御文を読んでいる)という。御寮さん、奥に向かうと若旦那は御文(教義)を読んでいた。お文さんと言わないで、お文と呼び捨てにすることで、サゲが通じる。文鹿さんの噺に思わず、引き込まれた。

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