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2013年2月18日月曜日

動楽亭で米團治の不動坊


3連休の中日の10日に初めて動楽亭に行った。我が家から歩いて約40分弱。一度行かねばならないところだと思って調べたら、今日の出番はまん我、南光、米團治とある。これはこれは聴きたい噺家ばかりである。13時開演、12時前に動物園前に到着、あれれ既に長蛇の列。係りの人が慌てて人数を数えていた。開演を速めて12時15分頃に開場。なにしろ初めてなのでどれだけ入るのか分からない。2000円の木戸銭を払って中に、座布団が敷いてあった。100名~130名くらいか?どんどんお客が入ってくる。通路まで座布団が入る。聴くところによると始まって以来の超満員。いつもは一桁の日もあるとのこと。

トリは米團治さん。前の方で聴いたので、米朝師匠と表情が似ているのが分る。噺は「不動坊」。米團治さんは芝居物が得意だが、これも芝居物ではないが、上方落語の代表作で米團治さんに似合った噺であると思った。遊芸稼ぎ人の講釈師不動坊火焔の後家さんと金貸しの利吉さんの縁談を面白くないと思っていた独り者3人が、不動坊の幽霊になって二人を怖がらすというシナリオ。しかし落語はそうはうまくいかない。失敗失敗。サゲは幽霊稼ぎ人です。落語らしい落語で楽しませてくれた。さすが、米團治さん。顔もいいし、謙虚さもあってさすが人間国宝の長男だけはある。写真は高座が終わって撮影。後ろの額には人間国宝が書いた「楽」が8つあった。5つあればほんまの楽語(落語)だったのに。

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