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2013年7月15日月曜日

雀々は顔も芸も濃い


枝雀の4番弟子の雀々 枝雀師匠に一番近いと言われている 本人もそれは意識しているようで枝雀師匠の芸風を真似しているように思える 昨年から活動を東京に移して活躍している模様 春蝶も同じである 雀々さんの濃さとコテコテの大阪弁が東京で受けているかどうか少し心配なところだが 東京にも枝雀師匠のファンがいるので心配はない 高座に上がるなり「けい・じゃん・じゃん」と言って笑わす 大きな顔だ こんなに大きかったかな?得意の梅田の陸橋での小噺をする 本当になぞなぞおじさんはいるのだろうか?駐車場で9番だけが空いている どうして どうして 「車は急に止まれない」 清少納言は毎晩寝る前にどうしている わからない 枕の掃除をしている どうして どうして 枕草子 枕草子・・・・・何回聴いても笑ってしまうから不思議だ

今日は分けのわからん面白ない噺です と繰り返し繰り返ししつこく言ってじらす もう昔からある噺だそうだ そういえば私の持っている古い本にも出ている アタマヤマとなっている サクランボを食べてた男の話である 種が残って頭に桜の木が生えてきた 近所の人が花見にやってくる、宴会をするわで賑わう 男は今度は桜を抜いてしまう そこに池ができる フナや鯉が集まり、釣り堀になる 男は池に飛び込んでしまうという噺 小松左京張りのSF小説である あまり聴かない噺で結構面白かった 雀々さんの関東での活躍を祈念したい 

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