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2012年4月23日月曜日

懐かしい「島の内寄席」で鶴二さんを聴く

久しぶりに島の内寄席に行く。最初は田辺寄席に行こうかどうか迷ったけれど、結局は鶴二さんの噺を聴きたかった。それに繫昌亭の賞をもらった面々が出るとあれば、行くしかない。前座は月亭八斗さん(犬の眼)、輝き賞の団姫(一眼国、奨励賞のよね吉(稽古屋、八天(粗忽長屋、爆笑賞の三象(忘れ物承り所、大賞の鶴二(猫の災難)さん。猫の災難は、猫が・・猫が・・・とすべて猫のせいにするストーリー、酒飲みが、頭を使ってタダ酒を飲むという馬鹿馬鹿しい噺であるが、鶴二さんがやると陽気なこと、これが素晴らしいと思う。

島の内寄席は、もう何回も行った。ミナミにあった暫という料亭でやっていたこともあった。座敷であった。下足番も噺家さんたちがやっていて、アットホームな雰囲気だった。今日の会場は、トリイホールだった。ワッハで出来なくなって、トリイに。ここは上方という旅館だったらしい。移動式の椅子席で全部で150名くらい入れるかどうかのところ。平均年齢60歳というところか。前売り2000円だから、そこそこする。今日は特別で、大体100人くらいの固定客がいるらしい。毎月、やっているので、チェックをしておきたい。





2012年4月9日月曜日

松喬さん回復祈念

昨年末に読売テレビの「平成紅梅亭」の録画があって行ってきた。お目当ては笑福亭松喬師匠だった。しかし、12月に突然「肝臓がん」の治療で入院ということになり、林家染丸師匠が代役となった。楽しみにしていただけに残念だった。その後、師匠はどうなっているのだろうかと心配していた。3月に師匠が「島の内寄席」に出演すると聞いて、嬉しくなった。その後、精力的に活動しておられることは、ホームページで知った。あせらず少しづつ良くなっていただいたいと思う。

松喬さんの「おやっさん」も読んだ。兵庫県小野市出身。松鶴師匠とは、生き方が違うが、笑福亭の看板を背負う噺家である。何回聞いても面白いのが「禁酒関所」である。独特の語り口で、くすぐりも最高。さすがである。「高津の富」もいいし、「崇徳院」も楽しい。マクラも好きだ。仁鶴、鶴光、福笑、そして松喬。松喬師匠の噺を聴くのが楽しみである。