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2014年11月24日月曜日

浅草演芸ホールは楽しい寄席である。


私にとっては豪華な出演者ばかりでした。16時45分開演 21時5分終演 約4時間半。
感想をひとこと。

柳家花どん:真田小僧、将来有望とみた 前座さんより上手かったよ
春風亭一左:つる 前座としてはまだまだ 一朝一門
三遊亭天どん:創作落語 あまり変わらないなあ 成長がイマイチ 頑張れ真打

とんぼ・まさみ:漫才 上方の二人
柳家花飛:元犬 二つ目昇進したばかり 上手でした 教科書通り
川柳川柳:歌で綴る太平洋戦記 いつもこればかり 飽きるが・・・
ぺぺ桜井:ギター漫談

古今亭志ん橋:穴子でから抜け 聞いたのは初めてだった バカの出る噺
三遊亭白鳥:創作落語 山奥寿司 やはり上手い 白鳥ワールドだな
世津子:マジック、なかなか美人 新聞やぶりには驚いたなあ
春風亭一朝:太鼓腹 (幇間腹)さすが聞かせるなあ

春風亭柳朝:町内の若い衆 切れが良い 玉川大学で講師をしているとか
のだゆき:かわいい女性 2回目 ピアニカで楽しませてくれる 
柳家三三:洒落将棋 初めて聞いた噺 柳家のホープ ひょうひょうとしている
桂文楽:掛取り 貫録十分 談志・志ん朝と同期とか 元気でした

こいる・順子:漫才 共に相手方が病気で休んでいるため 新コンビ
柳家小里ん:二人旅 初めて聞いた噺 噺家らしい噺家
千三郎社中:傘で枡を回すなど 2人の演技は楽しい
春風亭一之輔:寝床 文句なく素晴らしい 独特のムードを出している

浅草の主任は春風亭一之輔の「寝床」


浅草演芸ホールの11月下席夜の部を鑑賞。入ったら昼の部の主任:林家木久蔵さんが「時そば」を演じていた。主任だから「時そば」はないと思うが、そこは浅草、大衆向けに分かりやすい噺を演じたのであろう。途中、そばを食べる仕草が上手いと言って客をいじったところで笑いが起きた。

さて、お待ちかねの夜席の主任は一之輔。8時30分過ぎから舞台に上がったが、ここは、昼と違って、どかん、どかんと来た。この人の人気の凄さが伝わった。「寝床」というあまり面白くない噺なのだが、そこは一之輔さん、登場人物をなんともいえない表現で面白くしていた。テレビの「マッサン」まで出していた。なんという頭の切れ。終わってからみんな「一之輔」さんは良かったと言っていたのが聞こえた。この日はなんと師匠の一朝師が仲入り前に出てきて「太鼓腹」を演じた。これも熱演でした。他に兄弟子の柳朝、前座の一左(いっさ)など一門が揃った。

2014年11月6日木曜日

三喬三昧(第5回独演会)は超満員


三喬さんの独演会に初めて行った。1500人位の席は超満員。凄い人気。たいしたものである。どちらかといえば、高齢者が多かった。やはり松喬師匠の一番弟子だけのことはある。師匠亡き後、一門をグイグイ引っ張っているのが頼もしい。独演会ではいつもはゲストを呼ぶようだが、今日はなし。従って3席でたっぷり。「べかこ」、「くっしゃみ講釈」、最後はネタおろし?の「高津の富」だった。高津の富は、笑福亭のお家芸、松鶴、松喬師匠の得意な噺。もう何回聴く噺だが、子の1365番のところが楽しい。

三喬さんといえば、マクラが面白いのだが、さすが3席を演じるとしんどいのか、最初の「べかこ」でちょっと触れただけ、西宮市民であるので今年のお詫びをしたのが面白かった。件の議員の趣味が読書、好きな作家は志賀直哉、好きな小説が「城の崎にて」。そうかそれで1日おきに城の崎に行っていたのか?笑わせてくれた。