浅草演芸ホールの11月下席夜の部を鑑賞。入ったら昼の部の主任:林家木久蔵さんが「時そば」を演じていた。主任だから「時そば」はないと思うが、そこは浅草、大衆向けに分かりやすい噺を演じたのであろう。途中、そばを食べる仕草が上手いと言って客をいじったところで笑いが起きた。
さて、お待ちかねの夜席の主任は一之輔。8時30分過ぎから舞台に上がったが、ここは、昼と違って、どかん、どかんと来た。この人の人気の凄さが伝わった。「寝床」というあまり面白くない噺なのだが、そこは一之輔さん、登場人物をなんともいえない表現で面白くしていた。テレビの「マッサン」まで出していた。なんという頭の切れ。終わってからみんな「一之輔」さんは良かったと言っていたのが聞こえた。この日はなんと師匠の一朝師が仲入り前に出てきて「太鼓腹」を演じた。これも熱演でした。他に兄弟子の柳朝、前座の一左(いっさ)など一門が揃った。
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