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2012年9月27日木曜日

松喬師匠の「あみ船」 は最高

松喬師匠が、繁昌亭に1年ぶりに出演したということで、4日間の高座を聴いた。花筏、禁酒関所、へっつい幽霊、最終日の23日は「あみ船」だった。「あみ船」は、ネタおろしとか。三木助さんが演じていたそうだ。今はやる人がいない。そこで落語作家の小佐田定雄さんが松喬師匠のために手直しして噺を作った。言うときますけど、この噺は「面白うないですよ」と初めに断っていたが、それはご愛嬌。確かにアドリブは少なかったが、結構楽しめた。ご贔屓の江戸堀「やまぐち」さんが出てきたりして、野だいこと若旦那、大旦那さんの舟遊びは実に楽しいものだった。やはり大阪の金儲け上手のガメツイ大旦那さんには誰もかなわない。

松喬さんの「ひとり舞台」のDVDを購入した。昨年の12月の還暦公演。この後に「肝臓がん」が見つかった。それからもうすぐ1年。病院に入院しながらの舞台は感動的です。この前、フェスブックに書き込んだら、師匠からお返事が来た。嬉しかった。まさかのメール。毎日、師匠のブログをチェック。熱が下がって良かった。後援会にも入会を申し込みした。10月からは、大きな舞台にチャレンジしているのを見て、これはガンも逃げるワイと思うのである。

2012年9月6日木曜日

平成紅梅亭は豪華版 小朝師匠が登場


8月30日に収録された平成紅梅亭は、6代目桂文枝の襲名披露公演だった。春風亭小朝が出るのも楽しみだった。他に桂三金、桂あやめと丁度良いラインナップだった。特に文枝さんと小朝さんの対談は、40分くらいだっただろうか。おそらくだいぶカットされるのではないか。危ないトークショーだった。文枝師匠は新作の「芸者ちどり24歳」を演じた。お婆さん芸者トキ、母親の芸者はカモメ、オチは「トキは金なり」実によくできた噺だった。なかでも文枝さんの唄は本当に上手だった。小朝さんは「ぼやき酒屋」(三枝作)。これも現代のジョークをふんだんに入れての面白い噺だった。

小朝さんも言っていたように文枝師匠は、相当疲れているようだった。楽屋ではグッタリだったらしい。しんどそうだったが、やはりお客さん相手ではしっかり、たっぷり、演じていた。さすがである。この日は、息子を誘った。息子も小朝さんなら行くと言っていた。一度聴きたかったらしい。この前は小枝の独演会に行ってきたらしい。一緒は2回目。息子も落語好きである。