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2014年12月22日月曜日

柳家三三独演会は期待以上だった



三三さんの噺は何回も聴いたが、やはり独演会は違う。末広や池袋、浅草はわずか15分程度の出番で、じっくりたっぷりとはいかない。三三さんは、昨年47都道府県を47日で回ったという。今年は、47日間というのは止めて、主に土日に1年をかけてまわる。
今日は11時~こどもたちへの落語教室から参加した。はじめに小噺を紹介した。味噌豆だった。
こどもたちは大喜び、次にセンスと手ぬぐいの使い方を説明、特に蕎麦を食べる仕草を伝授。
エア箸を使ってみんなで実演した。そのあとは、落語を一席。「転失気」だった。

13時からはいよいよ「独演会」。満員御礼の150名。三三さんのまくらも面白かった。小三治師匠のゆずりというかなかなか楽しいトークだった。さすが上手い。40分くらいだっただろうか。
さあ落語に入った。一席目は「ひとめ上り」、はじめて聴く噺だった。上方では聴いたことがない。
二席目は、お馴染み「転宅」泥棒の噺といって始めた。この噺はどんでん返しが面白い。高橋お伝の孫で高橋お菊とかが実におもしろい。
仲入り後は、三席目の「二番煎じ」だった。これも寒い日の噺、いずれもリズミカルにさわやかに演じた。これは本当に期待できる。吉弥さんと同期と言って、二人会を行っているとか、次回は東西の人気者が聴ける会に是非行きたいと思った次第である。