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2018年8月26日日曜日

松喬一門会 ホリエでアルテ


松喬一門会 六代目が亡くなって5年経つ その後 年に3回開催されているという 知ってはいたが行くのは初めてだった
今日のお目当ては喬楽さん 会場に着くと喬楽さんと会えた だいぶ痩せましたが最近また戻ってきたと言っていた 「趣味はダイエット 特技はリバウンド」と言ったらそれは誰かのネタ違いますかと返された
確かに人相が前と違った 今日はトリで登場 マクラで自らの体調のことを話した 驚いた そんなことがあったのか 全く知らなかった 頭も明快だし口も良く回っていたように思ったのだが 本日のネタ「次の御用日」から「宗論」に変更となった お客さんは喬楽さんの噺に引き込まれていた 頑張って欲しいというムードが充満していたように思う
終わってからメールで激励 直ぐに返事がきた 「焦らずユックリと生きていきます」
今日は生寿さん「子ほめ」 喬若さん「七段目」 そして七代目松喬師匠「矢橋船」 仲入りがあって生喬師の「朝友」生喬師によれば「ともふさ」と速記本には書かれているそうだが ルビが「ともふさ」と振ってあるが誤植の可能性大 題はそのくらいいい加減ですと説明された ともあれこれは先日鑑賞した宝塚の「アナザワールド」でも取りあげた古典落語 今は生喬さんしか演じない珍しい噺 サゲは「ご縁」(五円)ではなく6円(冥途行は6文銭が6円に値上げ)なかなか面白かった さすが生喬師である
七代目の「矢橋船」も滅多に聞けない噺 10年ぶりに演じるとか でもなかなか素晴らしい出来 松喬一門会 次回は12月29日とのこと 是非参上したい 

2018年8月12日日曜日

第6回 喬若独演会



落語界の松坂大輔こと喬若さんの独演会 今年で第6回目 入門20周年記念とのこと もう20年になるのか 43歳 喬若さんを知って7年になるが 若々しさはあまり変わらない 入門20年と言えば、同じ笑福亭では たま 風喬 江戸に出ている里光 鶴光の弟子の里光が真打なので江戸に行けば「真打クラス」となる
客層はたまとほぼ同じ 年配者が結構いる 7月の同じホールで開かれたたまの独演会と同じ入りだった
開口一番は咲之輔の「平林」 サゲがいまいち聞こえなかったのが残念 だけどだいぶ成長した 喬若さんは三席「道具屋」「七段目」「花筏」それに篠笛 喬若さんは笛の名手と聞いている 同じ松喬師匠の喬介さんも笛が上手という 初めて聴いたがなかなかのもの 熱演だった 隠し芸 余興というより玄人はだしの芸であった
さて喬若さんの落語 「道具屋」は何回か聞いた噺 マクラでは一粒種の噺でタップリでした 寝返りの噺で爆笑「七段目」は趣味のひとつである歌舞伎の噺 マクラでは祖父・父が好きだった「役者へのかけ声」の披露 松島屋とは言わない シマヤ シマヤとくればダシの素 歌舞伎が趣味とは なかなかハイカラの家だと思う 
もうひとつの趣味は「鉄道」関西の鉄道の車掌さんの物まねが大変面白かった 阪急神戸線 京都線 阪神 南海 大阪メトロ 特に南海では「ざじずぜぞ」が発音できない和歌山の人を真似して車内放送をして笑わしていた そういえば和歌山の知人は「だぢづでど」言っていたなあ 特急サダンは特急サザンのこと 
「七段目」は熱演だった 素晴らしかった 最後の「花筏」も聴くのは初めてだったが 六代目松喬師匠を思い出した 勿論全く同じでない ところどころに個性を発揮して面白かった
今日のゲストは師匠の七代目松喬さん「借家怪談」を演じた 「幽霊」と「お化け」の違いを例によって解説 大変面白く最高のプレゼントだった