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2016年8月21日日曜日

ハルカス寄席 お盆興行


久しぶりにハルカス寄席に参上 12・13・14の3日間の特別興行である 参上したのは12日 常連とおぼしき人が多かった 若手の会である 開口一番は白鹿 文鹿さんの弟子と名乗っていた 演じたのは「ん廻し」結構難しい噺だ 次は師匠の文鹿さん LCC航空の新作「さわやか航空652便」とか よく利用するLCCの機内の様子を面白く語った 勿論落ちもあり 落ちるのは本当は困るのだが まだ乗ったことがないので様子が聴けてなかなか良かった 染左さんは「やかん」 知ったかぶりをする人の噺 喬介さんは怪談話で一席「借家怪談」 喬介さんにとってはめずらしい噺を演じた もう10年のベテランの域に達したようである ここで13時からの席は終わる
14時30分からの席も楽しんだ 鉄瓶さんは「道具屋」マクラではリオ2016に触れた 続いて華紋さん 2回目だ 関西学院卒の若手 はじめにアルバイト先の怖い出来事から入る 最近よく見る「宮本むなし」「大戸屋」「やよい軒」などのめしやがあるが華紋さんのアルバイト先は別のところ そこで鰻まぶしという定食でトラブルが・・・ 演題は「うなぎや」 ラストはかい枝さんの「鹿政談」であった かい枝さんは本当に面白い 舛添前知事の「知事困る」「縮こまる」など創作なんだろうか
結構よく勉強して仕入れている 鹿政談も聞かせた 奈良では鹿は人間以上に貴重なもの 奈良の名物は「大仏に、鹿の巻き筆、あられ酒、春日灯篭、町の早起き」で始まるこの噺 よくできていると思う この6席で1500円とは安いなあ

2016年8月6日土曜日

松喬十六夜 最終


松喬師匠がご逝去されて3年になる 松喬師匠が還暦の年に大阪ABCホールで連続6日間の独り舞台を演じてしばらくしてガンが見つかった 闘病生活の中で始まったこの十六夜 たくさんのファンが集まった
師匠の得意ネタは はてなの茶碗・質屋蔵・天王寺詣り・三十石船・花筏・百年目・首提灯・帯久・二人癖・らくだ・へっつい幽霊・ねずみ穴
7月30日土曜日の阿倍野区民会館大ホールは大入り満席だった 私は後援会会員なので優先販売で前から三列目の席だった 概して年配者が多かった 師匠は後援会を大事にしていた お客様は大事にせなアカンと思っていた この日は直弟子6人が集まった 三喬・遊喬・生喬・喬楽・風喬・右喬 そういえば喬楽さんだけが頭に喬がきているな 
十六夜は口上で始まった 総領弟子の三喬さんが進行を務める 壮観だった 師匠との想い出を各人が語る 特に人気者は右喬さん なんともいえない顔をして笑いを誘う 得である 今日は孫弟子3人は舞台番 三喬さんのお弟子さんの喬若 喬介 生喬さんの弟子の生寿が笛 太鼓 の鳴り物を担当 喬介さんは笛の名手と聞く 今日は毎日放送もプロジュースしているのか柏木宏アナが案内をしていた
師匠の生をもっと聞きたかった 皆さんそう思ったのに違いない 私もDVDをたくさん持っているので元気な時の師匠を時々観てみたいと思う