ページ

2018年1月20日土曜日

田辺寄席 2018年 睦月席


新年2回目の寄席 近所の田辺寄席に出掛けた 田辺寄席は昨年10月にめでたく800回を迎えた 今日は809回 久しぶりに行った 少し様子が変わっていたのには驚いた 土日3回公演が土曜日のみの2回公演 しかも5席が4席になった ただし、3か月に1回は3回公演 またお楽しみの「笑呆亭」がなくなっていた このクイズで招待券があたるのが楽しみだった 仲入りのお茶はあったが規模が縮小した 1月は「ぜんざい公社」の「ぜんざい」が振舞われていたのだが・・・今日はなかった 
さて今日は露の都一門会 といっても師匠の他 紫 棗(なつめ)の3人 昨年1月に一番弟子の雅がなくなったのが記憶に新しい まずは棗の「時うどん」ロビーで師匠を待っている姿は不安そうな顔をみせていたが舞台に上がると堂々としたもの マクラも3つ披露したがオリジナルかどうか 笑った 続いて紫は「風呂敷」細心の小室哲也のマクラで笑いを取っていた なかなかの人気者だ しっかりしている
都師匠は44年の経歴がものを言っている マクラで鏡の小噺(かかみせ=鏡店 今年見せん=琴三味線 死なん所=指南所)をして「松山鏡」に入った 短い噺だけど大いに笑わせた
文太師匠は66歳とか18歳で入門 16年後に結婚 16年前の50歳で目が見えなくなったが今まで落語家をしてて良かったとしみじみ話されていた 今日は珍しい噺で初めて聴いた 「嬶(かかあ)違い」 橘ノ円都師匠のネタを5代文枝師匠に伝わり文太師匠に ほんまにあった話とか 昔だったらあり得ると思った 花嫁さんを取り違えたのであるが そのやりとりが落語的で面白かった

2018年1月8日月曜日

2018年 初笑い たま


恒例の笑福亭たま阿倍野独演会が今年の初笑いだった 今年の正月は「らくごのお時間」で春團治・米朝・吉朝・枝雀の面白い噺をテレビで観たがなにか物足らなかった やはり落語はライブに限る
今日はいつもの小ホールではなく大ホール たまも言うように正解だった 若い層が多いのも たまさんならでは たまの集客力は凄い 今日の高座はやけに高かった これが一番良い高さですと言っていた 2列目の席では首が上がらざるを得ない
トップバッターの華紋さん 文華師匠に入門して7年? 「普請ほめ」だった 「牛ほめ」の前半部分である 時間の関係で途中で打ち切ったのだろうか マクラではノーベル賞のカズオ・イシグロさんと親戚であることを5分くらい喋った 自慢話で時間を費やした
2番手はさん吉さん 「手水回し」この噺は久しぶりに聴いた さん吉さんは吉朝さんの弟子らしくピシッとしてうまい マクラの2号で笑った 文枝さんの神戸の喜楽亭にかけての落とし噺 たまさんが良く二葉さんをゲストでもってくる噺も面白かった
お目当てのたまさん マクラが面白い 上方落語協会 日本相撲協会 噺家仲間の楽屋でのおもろい噺 大学卒の入門が減ってユニークな人の入門が増えていると言う 古典の「たいこ腹」と新作でダジャレ連発の「ヤマカン刑事」を演じた 
仲入りの後は雀三郎師匠の「うどん屋」 師匠の禿げた頭を下げて「初日の出」という仕草には思わず爆笑 確かに光っていた
たまの最後は得意のショート落語8作と古典の「苫ヶ島」一度聴きたかった噺であった 現在の加太の先の「友ヶ島」のことである たまさんは途中で博学を披露して笑わす このあたりが他と違うところ オチもしっかり
次回は4月15日(日)同じく阿倍野にて開催 ゲストは南天さんと二乗さんと初めての智丸さん 楽しみである