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2014年8月18日月曜日

大木戸のかけひやし大とおでん2つ


時うどん、時そばは前座噺。上方はうどん、江戸は蕎麦が定番。四国高松はうどん王国。本当にうまい、安い、はやいの3拍子。香川県はファーストフード店が全国一多いらしい。同級生の四郎ちゃんが精魂込めたうどんは生き物だからと言って、営業時間は短くしている。朝早く打ったうどんは14時までが限界らしい。それが過ぎると賞味が過ぎるらしい。このかけひやしは四郎ちゃんおすすめのうどんである。良い冷ましに一番らしい。だから出汁が少し辛いのか?



落語に登場する特うどんは16文である。高松のうどんも素うどんが160円くらい。現代で言えば、10円玉で1つ・2つ・3つ・・・・・今なんどき12時・・・13・14・15・16と10円玉がたくさんいる。落語では9つだが、ちょっと朝が早いので12時かな。江戸では時そば、上方では時うどん、九州では時ラーメン、四国高松は時うどん、出汁はイリコ出汁、ネギは奴ねぎ、おでんは天ぷら(讃岐では魚の練り物を天ぷらという)これを褒めて欲しいと思う。うどんに関しては「探偵うどん」とう古典落語もある。

小春団治師匠の新作と古典の2本立て興業


8月16日(土)の田辺寄席葉月席686回午後1時30分公演は、小春団治師匠の「たっぷり」であった。好きな噺家である小春団治師匠は新作派だ。しかし、今日の2席は新作と古典。師匠の古典が聴ける。大阪ネタの「宿屋仇」は聞いたことがあるが、どのように語るのであろうか?新作の「断捨離ウォーズ」の自作ネタも楽しみである。

始めに出てきたのが露の団姫(まるこ)さん、産前産後育休で休んでいたらしい。最近見なかったわけだ。相変わらず切れがある。おめでとうという声を発するタイミングが遅れて不発。続いて小春団治師匠の「断捨離」これは家の中の片づけを巡る夫婦の話、皆が思っている何気ない話を面白おかしく話す、さすが小春団治師匠。
さあお待ちかねの「宿屋仇」。これが最高の味を出してトントンと語る。確かに宿屋に泊った時の隣の部屋の音や声が気になる。鎮めるためには様々な手があるが、最高のオチで締めくくる。そういえば、この前東京に行ったときは壁が薄いため途中で何回も起こされた。チェックアウトの時に話したらフロントを呼んでくれたら良かったのにと言われた。宿屋仇の伊八がフロントだったのだなとふと思った次第である。落語での伊八は、イタチとなっていたのが可笑しかった。


2014年8月3日日曜日

松喬十六夜DVD購入



松喬さんが亡くなって1年経った 7月30日が命日だった 7月27日の一周忌にあたる追福落語会は阿倍野区民センターで行われた 江戸からさん喬師匠、権太楼師匠がお見えになった豪華なものであったが残念ながら行けなかった

その代りDVDを購入 この中には松喬師匠が始めた十六夜の第一夜から第三夜までの舞台が収録されている 残念ながら第四夜は中止だった 第三夜は聴くことができたが第四夜のチケットは払い戻しとなった 壷算、住吉駕籠、初天神、一人酒盛り、寄合酒、貧乏花見が聞ける その他お座参り、お文さん、網船も入っている 特別に住吉大社での「住吉詣り」も入っている ネタおろしの
最初で最後の作品 これは良かった 素晴らしい落語家を失くして寂しいと改めて思った次第である 弟子の喬楽さんが師匠の手を引いていたのが映っていた