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2023年5月1日月曜日

久しぶりのチャリティ寄席



一見して松喬師匠の一門会のようだが・・・喬路 喬龍 喬介 喬若と揃えば全員集合となる 残念ながら喬介師がいない 喬介師は女性の弟子がいるし孫弟子まで含めると出番が多くて調整したのだろうか
喬路ははじめて 「子ほめ」だったが上がっていたのだろうか 同じことを繰り返して汗をかいているのを見た 喬龍は「金明竹」 難しい噺だが長いセリフを何回も繰り返して拍手をもらっていた うまい
喬若師は「はてなの茶碗」さすがに上手だ あまりかけたことのない噺だったように思うがどうだろうか 
松喬師匠は「くっしゃみ講釈」講談が入る噺 たぶん得意の噺だったと思う お客さんを満足させるのは天下一品 この会はコロナの関係で長く開かれなかったが久しぶりに開演できて本当に良かったと思う
 

再び 上方落語の会 当選


当たると連続するものだ ひとりだと当たりやすいのか 今回は大好きな松喬師匠 席も上々いい席だ 今日は一門の風喬さんも出ている ラッキー
松喬師匠はお得意の泥棒もの「泥棒と若殿」初めてだ なんと山本周五郎の作品を自ら落語に仕立て上げたというから凄い 珍しくマクラなしで始める 全国放送で流れるから時間は30分以内と決まっている たぶん時間がきっちりかかるのだろう 演者も大変です
噺は人のいい泥棒とさわやかな若殿が出てくるもの 意外や意外 良い噺だった このような泥棒ばかりだといいが・・・今は本当にぶっそうな時代 闇アルバイトというのだろうか平気で泥棒に入って盗んでくる そういう噺ではなく人情ものである
昔 新作落語を書いて応募したことがある 今でもチャレンジしたいと考えているが よく考えてみると落語はだいたいパターンが決まっていると思う 落語だからオチも必要 枝雀師匠によると4つに分類している 
ドンデン返し 動物園の「わしも5千円で雇われた」
謎解き ゼンザイ公社の「甘い汁は先に吸うております」
ヘン 桃太郎の「今どきの大人は罪がないわ」
合わせ 饅頭怖いの「今度は、熱いお茶が怖い」
新作はオチから考えた方が良いのかと思う 日常の中でそういうものを見つけて面白い噺を作ってみたいと思う

 

2023年1月15日日曜日

久しぶりの上方落語の会 


コロナ前は1年に3回くらいは行っていたような気がする 無観客になったこともあり最近は縁遠いものになっていた しかしいつの間にか再開されハガキを申し込んだ だけど毎回ハズレ 今回も無理と思いネットで申し込んだ 運よく当たったのだが この日は地方に出掛けていて時間が間に合うかどうか微妙だった しかしなんとか18時20分の開始時間に間に合った 1階席の良いところだった 隣も男の人ひとりで間隔も空いていた ただこの人は最初から最後まで眠っていた 不思議な人である
最初に出来たのは「大智」さん 仁智師匠の弟子


 

2023年1月10日火曜日

第4回 3249落語会(喬若)



 喬若師の会は楽しい いつもゲストに若手を招いている 最初の会から参加しているが前回はパスした 1回目は呂翔 2回目は雪鹿 3回目はパスしたので不明 4回目は九ノ一とイキのいい青年が多い
13時30分に開場 14時開演 今日は3席 九ノ一さんは「垂乳根」喬若師は「牛ほめ」と「けんげしゃ茶屋」だった 「垂乳根」はアレンジをしたオチでまとめた なかなかわかりやすい語り方で今後楽しみ
喬若師の「けんげしゃ茶屋」は初めて聞いたと思う 喬若師によれば「けんげしゃ茶屋」ではなく「げん消し屋茶屋」という説もあるとのこと ゲンは縁起をひっくり返してゲンというのだそうです と
漢字で書けば「ゲン」は「験」だが 縁起をひっくり返す?という意味が不明 今度聞いてみたいと思う
「けんげしゃ」は「落語ザ・ムービー」で文珍師匠がやっていたが実に面白い噺 少し難しいように感じたが喬若師はとても面白く演じた 2月10日の一門会でも演じるという
落語が終わってから喬若師は笛の演奏 九ノ一さんの得意のギターで会場を沸かせた 余芸がある噺家は多いと思うが笛は本当に名人 ギターも良かった 40人余りの会だがとてもアットホームな会で楽しい 

2023年1月5日木曜日

ハルカス寄席 新春特別興行 2日目



毎年恒例のハルカス寄席に出掛ける 贔屓の喬若さんは初日と2日目 初日はラグビー観戦のため2日目だけとする 会場はいつもと違い8階のアート館だった 到着すると長い行列が出来ていた これは凄いどないしたんやと最後尾に並ぶ 子供や女性?係員に聞くと「ミッフィー」のグッヅの販売だった 落語は隣とのこと 18人目のチケットを購入した
今日は1部・2部・3部とある 1部で2000円 1・2部で2500円 全部で3000円とのこと 1・2部を購入 落語7席と講談1席 私にとっては楽しみな顔ぶれ
1部は福丸・雪鹿・喬介・かい枝 2部は喬若・呂好・染左・南海(講談)本当に久しぶりなのでどんな噺をしてくれるのか?珍しい噺はしてくれるだろうかと首を長くしていた
トップバッターの福丸さんは「時うどん」を演じる 江戸時代の時間の数え方をレクチャーする 午前0時は九つ(ここのつ)あとは2時間ごとに八つ・七つ・六つ・五つ・四つとなり また九つに戻る なぜ九つからか?中国では古来数字に陰陽があるという 陽は奇数の数字 陰は偶数の数字 つまり奇数の一・三・五・七・九の一番大きい九が縁起がいいとおうことで九から始まるという 奇数は1月1日は正月・3月3日は桃の節句・5月5日は菖蒲の節句・・・七五三というのも奇数である お祝いは1・3 不祝儀は2・4とか 確かにお年玉も1・3・5という数字が良いですね さすが福丸さん 京大卒 
雪鹿さんは喬若さんの会で初めて知ったがなかなかの芸達者 文福一門の物まねをして「運回し」喬介さんは良く通る声で「兵庫船」を トリはかい枝師の「蒟蒻問答」さすがに笑わすのはうまい
第2部は待ってましたの喬若師「長短」からスタート 昨日も出演していたがその時の話 楽屋でちょこっとお酒を飲んだのが良くなかったようでしくじりをしてしまったとのこと お酒は全く駄目なのに本番前に飲んでしまった どんなしくじりか聞きたかったが 
続いて呂好さん これも入門当時の話を披露 3年前に亡くなった親父の話が面白かった 兵庫県のある都市の市長をしていたとのこと オレオレ詐欺を題にした「おかん」という新作 続いて阪大卒の染左さんの「質屋芝居」得意な噺だと思う トリは講談の南海先生のおめでたい「細川の福の神」
今日は御座候の紅白を差し入れ 喬若さんから御礼のメールを頂いた

2022年11月13日日曜日

第八回 喬若独演会


302人定員の阿倍野区民小ホールは満席だった 11月5日(土)コロナの感染者が増えつつある中の落語会は厳しいと思う 私自身今年3回目のライブ鑑賞 毎月のように通っていた寄席が遠くなっていた
案内をみると師匠(七代目松喬)に入門を許されて25年経ったとか 結婚して17年 福太郎君が生まれて11年 私は48歳になったとか 人生の半分以上が落語家として過ごしてきた とある
私が六代目松喬師匠の寄席に通うようになって約15年になる その時は七代目のところには喬若師の他に喬介師がいた 今は喬龍 喬路(見習い中?)がいて弟子が4人 師匠を入れての一門会が楽しみである
今日の開口一番は呂翔が務めた 「らくご男子」のひとり 演目は「つる」声が大きく上方の噺家らしい顔つき 続いて喬若師の「ちりとてちん」これは大いに笑った 腐った豆腐を食べるときの「クサー」の連発 大げさな仕草が笑いを誘った こういうには大げさな方が良い 
続いては松喬師匠が登場 マクラでは弟子のことを褒めたりイジリをして最後は「知らんけど」で締める 大爆笑 さすが 泥棒の話を始めたので何かなと思ったら「月に群雲」  小佐田定雄先生の創作だった それも七代目のために作った共作の噺 これを聴くのは確か2回目 生では初めて 「月に群雲」に対して合言葉は「花に風」が面白かった 貴重な噺を聴いて得した気分になった 再び喬若師が登場「初天神」を演じた 一粒種の福太郎君のこともたっぷり
仲入りの後は「高津の富」を喬若師が熱演 あまりやらないネタと思ったが たっぷり聞かせてくれた これで無事に公演は終了 生の噺はやはりいい