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2013年9月25日水曜日

松喬師匠の4番弟子喬楽さんの寄合酒


喬楽さんが松喬師匠の想い出と選んだのが「寄合酒」だった。酒にまつわる噺は多い。親子酒、試し酒・・・、禁酒番屋、居酒屋、花見酒、夢の酒などなど。寄合酒は上方でしか聞けない噺だと思う。笑福亭の得意ネタ?かな。調べてみると前半は寄合酒、後半は「ん回し」らしい。同時に続けて聴いたことはない。そういえば、寄合酒には「オチ」がないなあ。噺の途中で終わってしまう。

喬楽さんは汗っかきである。体型も小太りである。そういえば松喬さんの弟子は三喬さん、遊喬さん、生喬さん、喬楽さんと続くが、全員大柄である。なかでも喬楽さんがよく汗をかくようだ。この日も断りを入れて熱演した。テンポの良い話しぶりで楽しませてくれた。師匠の十六夜も続けるとのこと。早速10月は鶴瓶師匠が登場するようである。松喬師匠も喜んでいることだろう。田辺寄席で9月に特集していた追悼文では多くの落語通が想い出を語っていた。上方落語界の大きな損失であることには変わりない。