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2018年11月24日土曜日

第15回 森乃福郎独演会 繁昌亭



9月の彦八まつりで福郎さんから独演会のチケットを購入した 今回は指定席にして販売したという これが良かったのかどうか 本人が言っていた 毎年来ているがやや空席が目立った 
開口一番は笑福亭縁 ゆかりと読む 松枝師匠の弟子である 平成26年入門 そういえば昨年の田辺寄席で話したことがある 緑とか「えん」とか「ふち」と呼ばれることがあるとマクラで話していた 「煮売屋」を一席 頑張って欲しい
続いて森乃石松さんが登場 今年のニュースから1・2・3・・・・と10まで面白おかしく語った 素晴らしいマクラであった なんと言ってもアイディアが良いと思った そういえば色々あった1年であった 日大・相撲協会・レスリング・ボクシングの不祥事 尾畑春夫さん 紀州のドンファン 安室奈美恵引退 「猫の皿」も良かった
仲入り前は福郎師匠の「三日天下」明智光秀の三日天下は三日ではなかったという話しで始まった 実際には三日以上であったが・・・日本人は三という数字が好きなため三日天下にしたという 外国帰りの日本人と外国から日本へ移住した外国人の会話が面白い 日本人のたとえは詐欺だという 「さじをなげる」とかの慣用句が誤解を生んで笑いを誘う 
仲入りは千田やすしさん いわゆる「腹話術」川上のぼるさんの弟子 久しぶりに腹話術を楽しむ 
再び福郎師匠の登場 珍しく「死神」を演じた 彦八まつりで話した時に初めて演じると話をされていた たいへん丁寧な話となっていた さすが福郎師匠である 自分のものとしていた 師匠は8月で古希とか 新しい挑戦をしている師匠を今後も応援したい  

2018年11月13日火曜日

月亭一門会


11月8日にNHK大阪ホールにて「月亭一門会」が開催された 12月は笑福亭一門会だが12月は行けないのが残念である もっとも抽選に当たらねばいけないのだが
月亭八方の弟子7名のうち5名が出演 2名の方気と八織はまだ見習い中?かな まだ落語の舞台に立てるのは早いのか
ハ斗は2008年入門だから10年選手 「4人癖」は元気があって良かった 次は八光の「堪忍袋」人気者とあって「待ってました」と女性の声 初めて落語を聴いたがなかなかのもの アドリブもたっぷり
三番目は遊方師 今日の噺家の中では最高に笑った 「干物箱」は江戸の噺らしいが上方風にアレンジして爆笑爆笑 息子の作次郎と本屋の善さん それに親父の3人が最高の笑いを誘った こんなに面白かったのか遊方師は 掛け声も「たっぷり」から「しっかり」の話しや 倅の尻(ケツ)が汚いとか 言いたい放題 腹がねじれるくらい面白かった
中トリは師匠の八方師 なんと崇徳院でまた作次郎が出てきた これは前の演者と被るのではないか ええんかなと思った 八方師匠はゾゾタウンの前澤氏の話を中に入れたが月旅行=剛力彩芽とのハネムーンとまではもっていかなかった 
仲入りの後は文都師のマクラが最高だった 何回か聞いたことがある 「替り目」は時間の関係で途中で打ち切り おでんまでいかなかった
トリは方正師 2008年入門 八斗師と同じ トリは初めてとかで張り切って「子は鎹」を熱演 人情噺で涙を誘う 素晴らしかった
今日の最高の爆笑は遊方師 彼は本当に面白い 上方でも笑いの多さではトップクラスだろう 今日はそう思った これからが楽しみだ 

2018年11月4日日曜日

2018秋 たま独演会

恒例の独演会 足を運んだのは何回目だろうか 次回は1月6日とか たま師の誕生日らしい 行くかどうか たぶん行くと思う 
さて今日の舞台は前座である露の棗「時うどん」で始まった しかしどこか物足りないと思った うどんやの屋号である「あたりや」が抜けていた 続いて雀五郎の「遊山船」初めての噺家だった 
たま師は「源平盛衰記」と創作の「最後の晩餐」を続けて演じた 「源平盛衰記」は駄洒落の連発で大爆笑だった ようもようもこれだけ並べるとは さすがである 「最後の晩餐」は短い噺だった 教会を辞めた牧師が主役 その時は面白かったが1週間経過して思い出しているが全然思いだない
仲入りがあって露の都師匠が登場 最近よくお目にかかる 今日の噺は「禍は下」都噺のひとつだろうか うまくまとめて下がる
最後はお得意のショート落語と8本 続いて「高津の富」古典をうまく現代風にアレンジして爆笑 今日は120%の笑い 源平盛衰記が最高だった

生喬 鶴二 歌舞伎ワールド



難波に新しいビルが出来た 「なんばスカイオ」とか ここの特設ステージで落語会があった 「歌舞伎の世界へようこそ」ということで歌舞伎がメインだったが落語も演じられた 京都南座が11月1日に改築オープンとなるのでそのPRも兼ねて松竹が企画したものだった
落語は松竹芸能の生喬師が27日 鶴二師が28日 二つとも聴きに行った 歌舞伎に関する落語をするというお約束だった
生喬師は「質屋芝居」鶴二師は「七段目」前座もなしで一人30分の舞台だった 生喬師の舞台には赤毛氈がなかった どうしたのだろうかと思ったら「質屋芝居」での動きが激しいため毛氈は敷かなかったのだろうというのが後から分かった
鶴二師舞台にはいつもの応援団の姿はなかったのが寂しかった やはりいつもの落語会ではなかった 落語を知らない人も多かった 生喬師の舞台のときにはこどもの声が後ろから聞こえてきてたいへん気になった 生喬師もやりにくかっただろう