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2017年1月22日日曜日

落語特集「男の隠れ家」


図書館には月に1回くらい行くようにしている お目当ての「新潮45」はなかった 聴くと2人が予約しているという 他になにか・・・と思ってみたら「三三」さんが表紙の雑誌が目についた なかなか面白そう 700円か 本屋さんで買おう
写真家 橘蓮二氏が撮影した写真一杯 これだけで値打ちがある 橘氏は落語界での有名な写真家の一人 最近『夢になるといけねぇ』という本を出版したとのこと その出版記念の落語会で三三とか志の輔さんが落語をしたというから凄い 三三さんは自身が一番好きな噺という「不幸者」 志の輔さんは最近よく演じる「帯久」 本のタイトルから言えば「芝浜」が似合うのだが・・・三三さんは先日当方に来られたときの「マクラ」を文章にしたものが掲載されていた なかなか文章もお上手である
今回の特集は二つ目が中心となっている 今注目の二つ目として わさび 小痴楽 志の春 こはる 笑二 宮治 吉笑 ぴっかり 正太郎 小辰 鯉八 粋歌 市弥 緑太 昇々 駒次 夏丸 A太郎 昇也 一蔵が上がっていた 半分は知らない 最近テレビで「ミッドナイト寄席」が放映されていている 二つ目にスポットをあてている 永年の感から大体はこれはものになるというのが分かるがやはり噺を聞いてみないと分からない 大変だ800名も噺家が居て一握りの者しか成功しないこの世界 頑張ってください それにしても上方の咄家を特集して欲しいのだがあまりその動きはないようだ

2017年1月17日火曜日

たまの落語は型破り

今年2回目の落語会 最近は笑福亭たまに肩入れしている いや凄い ファンも多い 若い人が目立つ 今日のABCホールは満員だった 初めてのホール ここが福島のABCホールか この場所は昔々大阪大学医学部があったところだ 懐かしい
この日のたまは自作の創作落語の胎児と古典の饅頭怖い 三席目は得意のショート落語と鼓ケ滝 たまにかかったら古典の饅頭怖いもユニーク 話し方も落語調ではなく解説風 独自の世界を展開している たまワールドといったところか
今日は江戸から柳家小ゑん師匠をお招きした 小ゑん師匠も「長い夜・改Ⅱ」を熱演した 前もってユーチューブで聴いていたので大体は分かっていたが 初めての人は最初は違和感があるような空気を感じた 電気屋の倅ということで笑わしていたが江戸の咄家は大阪ではやりにくいだろうなと感じた
二葉さんも自作の3年2組の高田君 桂米二さんの弟子だ 駆け出しの頃はアフロヘアだった ひろばさんにも会って話したことがあるがだいぶ落ち着いた感じ 初めて聴く「狸の化け寺」もなんとなく面白かった 次回は3月12日 楽しみである

2017年1月12日木曜日

桂りょうば「つる」を演じる


12月17日の田辺寄席 第770回のお目当ては桂米二さんだった 米二さんの「ふぐ鍋」と「除夜の雪」が聴きたかった その前に登場したのが枝雀師匠の息子さんの桂りょうばさん ざこば師匠に入門してこの秋に年季が明けたとのこと 通常3年のところ1年で終えたらしい この配慮はざこば師匠らしいなあ りょうばさんの「つる」を聴いても枝雀師匠とは全然似ていないので息子さんと言われれてもわからない 
りょうばさんは40歳を超えているとか 遅い弟子入りだったので苦労したはず 親の七光りと言われてプレッシャーも多いことと思うが是非頑張って欲しいと願う 特に爆笑王を父にもつだけに比較される 最近は親子や孫の咄家が多いのに気付いた 今活躍しているのは 上方では 春蝶 米團治 八光 小梅 のんき 江戸では正蔵 三平 木久扇 王楽 金時 小痴楽 などなど りょうばさんには独自のワールドを作って欲しいと願う

新春・文太噺の世界DX


2017年1月7日は高津の富亭に 今年最初の落語会 高津の宮に初詣りして受付に 世話役の方に新年の挨拶をして会場に入る やや少ない こんなデラックスなメンバーなのに・・・ 桂小きんの「牛ほめ」 文太師匠の「初天神」 笑福亭鶴志の「試し酒」 仲入りの後は 桂春蝶の「紙入れ」 トリは桂千朝の「抜け雀」であった なんと五代目桂文枝、笑福亭松鶴、桂春団治、桂米朝の四天王の弟子が勢ぞろい まさにデラックスだった
ところで桂小きんは誰かなと思ったら なんと五代目桂文枝のお孫さんだった 今は桂きん枝師匠門下となっている 初々しい舞台であった やはり喋り方はお爺さんの桂文枝に似ているような感じがした
後から枝雀さんの息子さんが噺家になりましたねと世話役の方にお聞きしたら12月の田辺寄席に来てたでと言っていたので名前を聞いたら「桂りょうば」さんとか そういえばこの前聴いたなあと思い出した