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2017年8月30日水曜日

噂の咄家 金原亭乃ノ香が登場


鈴本演芸場の8月下席の昼席 座布団返し めくりを返す高座返しをしている女性が余りにも美人で驚いた 乃ノ香?とプログラムに書いてある ネットで調べるとあの金原亭世之介師匠の弟子ではないか 先日の田辺寄席で文太師匠が「東京には凄い美女がおるとの噂 世之介師匠のところの弟子」 と言っていたのを思い出した ああそうか 鼻筋の通ったさわやかな大きな目が印象に残る 高座返しのときは膝を立てて客が座り落ち着くのを確認 目配りしている姿はなんともいえない雰囲気を持っていた 仲入りでは下に降りて客席に向かって注意事項を述べていた 背も高い 目立つ 目立つ
さて 本日も豪華メンバー 開口一番は前座の柳家寿伴(じゅばん)の初天神 おとっつあんとこどものあっち向いてこっち向いての所謂「上下(かみしも)を切る」がバラバラであったように思った 小さん師匠の弟子の柳家三壽の弟子 知らないなあ
二つ目は三遊亭伊織 大安売り 続いてジャグリングのストレート松浦 なかなかの男前だった 三遊亭若圓歌は師匠の圓歌の想い出噺 漫談 高知県出身と言っていたな 
三三さん登場 元犬 さすが軽快だ ニックスの漫才 姉妹で漫才なかなか面白い 文菊さんは権助提灯 聴かせる噺家だ 一之輔さんは浮世床 Jアラートの小噺最高 正楽さんの紙切りでは最初のご挨拶の「花火」を頂く 一朝師匠は天災 さすが江戸っ子 地味だが上手い 仲入りの後はジキジキの音曲漫才 馬るこさんは転失気 新人賞を取っただけのことはある 将来の人気者 圓太郎さんはツル 小噺が面白かった 続いてダーク広和さんの手品があって 主任は三遊亭歌武蔵さんの甲府ぃ 熱演でした お得意の「ただ今の協議について説明します」と言って笑わす 
今日はどの噺家も好きな人ばかり 大満足の寄席でした 

2017年8月14日月曜日

ハルカス寄席お盆特別興行


たまたま通りかかったら特別興行をやっていた 迷わず会場に 5分前だった 4列目の席が空いていたので着席
喬若さんの「野ざらし」で開演 マクラで上方落語界の五木ひろしと言っていた いつもは松坂大輔と言っていたのに どうして思わず チャチャをいれようと思ったが止めた マクラは聴いたことがある 島根県の学校寄席の噺と京都の舞鶴の小学校の女性校長が大阪大学の落研出身だった噺 なかなか面白かった なかなかの成長株である 夏らしく「野ざらし」 続いて文鹿さんの「持参金」これは良く出来ている噺 ややこしい噺だがさすがうまくまとめていた トリは桂かい枝さんの「茶屋通い」 かい枝さんはこのメンバーのリーダー的存在 英語落語の第一人者 マクラといい「茶屋通い」といい申し分なし
いったん退場して後半戦に 喬介さんが出てきた 「落語やります・・・」で始まるフレーズはお馴染み 笑福亭得意の「寄合酒」 時間調整で「わあわあ云うております寄合酒でございます」で終了 続いて初めての「ナオユキ」の「漫談」 これを一度聴きたかった 帽子をかぶり髭をはやした独特のスタイルで20分間 日常の面白い小噺を連発 51歳とか いわゆる「ピン芸人」である いくつか繰り返して喋り オチをつける 師匠は笑福亭鶴光 なかなか面白い 若い人に受けていた トリは鉄瓶 「てっぺい」だが「てつびん」と読む人が多いらしい 師匠の鶴瓶に改名を頼むとか言って
笑わしていた 「竹の水仙」を演じた 左甚五郎の噺だが名前を出さなかったのは何故だろう 他の噺家もそうだろうか 6名の若手噺家の競演は実に楽しかった


2017年8月4日金曜日

最後の松喬一門会


7月29日土曜日 30日日曜日の2日間にかけて松喬一門会があった 三喬さんの話によると今後は直弟子だけの会は行うとのこと 従って三喬さんの弟子である喬若さんと喬介さん 生喬さんの弟子である生寿さん抜きの会になる
現在の松喬さんの直弟子とは 三喬 遊喬 生喬 喬楽 風喬 右喬さんの7名 いずれもそうそうたる面々である これからが楽しみである
三喬さんは10月8日に七代目松喬を襲名披露することになっている 三喬さんに楽しみにしていますと受付で声を掛けたら喜んでおられた
喬楽さんは日曜日の出番だったので残念ながら「池田の猪飼い」は聴けなかったが 受付け付近で話をしたら風邪をひいているとのことで大きなマスクをしていた 三喬さんが「こいつ風邪を皆にうつしに来ている」と冗談を言っていたがどうだったのであろうか
土曜日は生寿さんの「金釣り」喬若さんの「粗忽長屋」生喬さんの「帯久」仲入りのあとは三喬さんの得意の泥棒ネタ「おごろもち盗人」まで聴いた 遊喬さんの噺は時間の関係で退席した
三喬さんは何故「もぐら」が「おごろもち」になるかをスケッチブックで説明 「もぐら」から「もんぐら」「もんぐらもち」「おもんぐらもち」「おごろもち」になったというような解説があった(聴き間違いかも)
最後の一門会は盛況でなにより これからの一門の活躍を祈念したいと思う パンフレットは風喬さんが描いたもの ほのぼのとして可愛らしい 大阪弁では「かいらしい」