遂に十六夜を鑑賞。バスで直ぐの阿倍野。500名位入るだろうか?15時開演。14時30分にはロビーがごった返していた。次回のチケットも購入した。三喬さん、生喬さんの顔も見えた。二人とも押しも押されぬ上方落語協会の人気者。松喬師匠が立派に育てた。さて、本日は開口一番で喬楽さんが「宗論」を演じた。汗かきですと自ら話すように、盛んに顔を拭いていたのが気になる。途中でクスグリを入れて笑わしていたのは立派。オチは奥州とか江州の方が良いのでは?アラーもサプライズだけれど。続いて梅團治さん、ここは師匠の春団治さんのお得意の「野崎詣り」、途中は師匠譲りの口調を連想できて良かった。内海英華さんの女道楽も艶・艶・艶、きれいな人である。内海カッパさんに師事りしていたのか。
松喬師匠は、「寄合酒」と「貧乏花見」を演じた。さすが、笑いのタイミングを心得ていらっしゃる。松喬師匠のひとつひとつに聞き入っていた。今日は病気の話はしなかった。しかし絶えず自らにプレッシャーをかけているとか。素晴らしい精神力だ。この十六夜もだんだんお得意が出るような話をしていたのでこれからが楽しみである。まだ3回。これから佳境に入る。それにしても本当に素晴らしい話芸である。何回聴いても面白い。もっともっと聴きたい噺家である。長生きしてほしい。ブログも楽しみにしています。