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2016年5月29日日曜日

らくごのお時間 さよならBRAVA!



5月28日土曜日に「らくごのお時間」落語会があった 場所は5月29日で閉館となる「BRAVA」という立派なホールである 大阪ビジネスパーク内にある この日は特別な日とあって最後に出演者が全員出てきて観衆と一緒に記念撮影が行われた もちろんお客さんの撮影も許されたのである この粋な計らいには驚いた 
この日は、りょうば 吉の丞 雀太 鉄瓶 三扇 たま の6名の噺家に加えて入谷和女(三味線)天使(笛) 治門(鳴り物) りょうば(当り鉦) 八織(お茶子) 案内役は福島暢啓毎日放送アナウンサー 特にりょうばさんは開口一番と鳴り物の2つを担当
しかし驚いた こんな演出があるなんて 若手の噺家とはいえ、このような演出は楽しい 得をした感じである 今日は早くからチケットを予約したため前から2列目の席で表情が良く分かった しかしトリのたまさんのショート落語でハプニングがあった 最前列の客が立ち上がって帰ったのである これにはたま師も驚いていた どうしたのだろうか これにも驚いた
詳しい感想は後日

喜多八師匠 ご逝去


また著名な噺家がご逝去された 江戸では昨年12月の圓菊師匠の訃報があったばかり 喜多八師匠の訃報は5月20日に届いた 66歳の若さ 別名柳の宮喜多八殿下は学習院出身 「殿下」とか言われ 自ら虚弱体質と語る姿はなかなか味のあるものだった 実は、2年前に鈴本に行ったとき丁度師匠が帰るときに出会った 小柄な印象で足取りも軽かったのだが
TBSの落語研究会の演目は「煙草好き」という軽い噺だった あまり聞いたことがない噺であったが結構笑わしていた
小三治師匠の2番目の弟子 これからの人だっただけに惜しまれる 合掌

2016年5月22日日曜日

米朝師匠の「楽」の色紙


動楽亭の舞台には人間国宝であった米朝師匠の色紙が飾ってある 天満天神繁昌亭の舞台にも米朝師匠の色紙が飾ってあるが少し違う 繁昌亭は大きな字の楽がひとつだけある しかし動楽亭の楽は小さいが8つもある たぶん ざこば師匠が米朝師匠にお願いして書いたものだろう 8つは縁起の良い数字 米朝師匠がいつもみてはるという粋な演出と思う
それにしても米朝師匠亡き後の上方落語界は大丈夫だろうか 三代目春團治師匠も今年お亡くなりになった 少し心配である もちろん 六代文枝、文珍、文太、あやめ、ざこば、南光、米團治、米二、仁鶴、鶴光、福笑、松枝、呂鶴、鶴志、鶴瓶、三喬、生喬、鶴二、福郎、千橘、都、新治、染丸、小染、染二などなどが活躍している この人たちが野球でいえば一軍 しかし二軍の若手もどんどん伸びてきている 上方で250名くらいいるそうだが なかなか追い抜くことは難しい どうしても年功序列になる しかしここは努力のしどころ 是非エースが出てきて欲しい