正楽師匠は「紙切り」の名人 二代目正楽に入門して平成12年に三代目正楽を名乗る 実は二代目正楽は次男が二楽と名乗り やはり「紙切り」をしている たぶん四代目正楽を将来は名乗るかも知れない 紙切りは男性だけかと思いきや 林家花という若い女性も最近デビューしたようだ
正楽さんのファンは多い たいてい席は一番前に陣取っている 私も師匠が出ると「待ってました」と声を掛ける 勇気はいるが一度やれば後は声は出るようになる 初めは震える
正楽師匠が最初にあいさつ代わりに切るのがこの「相合傘」だ 希望者にプレゼント 私がゲットしたのは声を掛けたからだ
正楽師匠は身体をくねりながら紙を動かして切る ハサミではないらしい 紙を動かして切っていると言っていた 何故身体を動かすかというと・・・正楽師匠 自身の身体の動きとお囃子を止めて ハサミでただ無言で切るというポーズをとって 暗い表情をするのが得意のギャグ 何でも切りますよと言ったら奥のお客さんが前に出てきてお菓子の袋をもって来てこの袋が固いから切ってと言われたというのもいつものパターン
この日は「土俵入り」とか「猫の七五三」とか「幾世餅」とか言われて見事に切っていた 国宝級だと思うのだが・・・この作品は大事にしたいと思う