新年2回目の寄席 近所の田辺寄席に出掛けた 田辺寄席は昨年10月にめでたく800回を迎えた 今日は809回 久しぶりに行った 少し様子が変わっていたのには驚いた 土日3回公演が土曜日のみの2回公演 しかも5席が4席になった ただし、3か月に1回は3回公演 またお楽しみの「笑呆亭」がなくなっていた このクイズで招待券があたるのが楽しみだった 仲入りのお茶はあったが規模が縮小した 1月は「ぜんざい公社」の「ぜんざい」が振舞われていたのだが・・・今日はなかった
さて今日は露の都一門会 といっても師匠の他 紫 棗(なつめ)の3人 昨年1月に一番弟子の雅がなくなったのが記憶に新しい まずは棗の「時うどん」ロビーで師匠を待っている姿は不安そうな顔をみせていたが舞台に上がると堂々としたもの マクラも3つ披露したがオリジナルかどうか 笑った 続いて紫は「風呂敷」細心の小室哲也のマクラで笑いを取っていた なかなかの人気者だ しっかりしている
都師匠は44年の経歴がものを言っている マクラで鏡の小噺(かかみせ=鏡店 今年見せん=琴三味線 死なん所=指南所)をして「松山鏡」に入った 短い噺だけど大いに笑わせた
文太師匠は66歳とか18歳で入門 16年後に結婚 16年前の50歳で目が見えなくなったが今まで落語家をしてて良かったとしみじみ話されていた 今日は珍しい噺で初めて聴いた 「嬶(かかあ)違い」 橘ノ円都師匠のネタを5代文枝師匠に伝わり文太師匠に ほんまにあった話とか 昔だったらあり得ると思った 花嫁さんを取り違えたのであるが そのやりとりが落語的で面白かった