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2019年9月9日月曜日

おかえり、松喬さん 六代目七回忌



大好きだった松喬さん 奥様のけいこさんのプロジュースの落語会 師匠の松鶴の弟子である福笑師と松枝師が登場 松鶴師匠の弟子は仁鶴 鶴光 福笑 松喬 松枝 呂鶴 鶴瓶と続き 最後の弟子は鶴二となる 福笑と松喬と松枝と呂鶴は年が近いらしい
仲入り後に座談会があった 毎日放送の柏木アナの司会で進められた 柏木アナは転んで骨折したとかでギブスが痛々しかったが会場は爆笑 松喬さんの想い出話に花が咲いた 最後は奥様のけいこさんが出て来て挨拶 涙が出てきた
今日は補助席がでるくらい満席 松喬さんと親しかった方が多くあちこちで挨拶をしている光景がみられた
入口で生寿さんがいたので「七代目は登場?」と聞くと「今日は別の会が予定されていて出番はありません」と答えが返ってきた 今日は喬楽さんと鳴り物を担当
風喬さんは「首の仕替え(しかえ)」を生喬師は「野ざらし」を演じた 本当は一門の稽古でまず覚えさせられる「犬の目」(赤壁周庵先生が出てくる噺)をやりたかったが「首の仕替え」で赤壁周庵先生が出てきたので「野ざらし」になったと言っていた
遊喬師はまず記念のお皿が売れ残っているということでその販売から始めた 確かそれは得意な分野の筈だ 見事な口上でなんとその後の仲入りで完売したとのこと ネタは「上燗屋」これも松喬師匠のよくやる噺だった
続いてゲストのお二人から 松枝師匠は「袈裟御前」鶴笑師匠は「葬儀屋さん」お二人は独特のリズムで笑いをとった 
座談会の後に六代目の高座がビデオで流れた 「はてなの茶碗」だった 如何にも繁昌亭の舞台にいるような感じだった 歯切れの良い口調で懐かしかった 繁昌亭での最後の舞台だった「網船」をここで聴いたのを思い出した 還暦の時に東京と大阪で独演会を開催したのが絶頂期だった 亡くなって丸6年が経過した ご冥福をお祈りします