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2012年8月9日木曜日

小三治師匠の落語

落語協会会長の小三治師匠の落語を池袋演芸場で聞いた。超満員で立ち見だった。何度か聞いたことがあるが、いつだったのか忘れるくらい前である。東京に勤務していたとき、末広・鈴本によく通った。早朝寄席、深夜寄席というのもあって入場料は500円。二つ目の勉強会である。もちろん、小三治師匠はそんなところには出ない。小三治といえば「まくら」が有名。長い長いマクラ。博識のあるマクラで笑わす。これが楽しみでお客は集まる。

この日は、オリンピックの噺から始まった。世界でも日本だけだろう。ホケツがオリンピックに出るのは・・・・・。法華津さんの噺から馬の噺になる。馬は賢い。人を見る。自分は馬と気が合わなかったと日高の牧場が出てきて、北海道といえばバイク。バイクの噺もして、再び馬の噺。味噌蔵を背負った馬の噺が始まる。しっこく、しっこい会話が繰り返される。その間の素晴らしさ。味噌蔵を背負った馬が子どもに悪さされ、何処かに逃げてしまう。茶店で売っているおでん、つまり味噌田楽が登場。おらあ「馬の田楽」は食ったことがねえあ、というのがオチ。オチを解説するなんて実に無粋なことである。

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