3月上席の番組。11時30分に入場。前座はふう丈で「やかん」。柳家いっぽんで「弥次郎」。歌扇「元犬」鬼丸「創作落語(学生時代に下北沢の駅での出来事)」一度聴いたことがあった話だ。落語は隅田川馬石の車屋の噺、ほくろが印象的で、なかなか噺が上手い。有望株である。五街道雲助師匠の弟子であるから桃月庵白酒も一門。全部別々の名前を名乗っているらしい。さん吉師匠は売店のはちみつ饅頭の宣伝だった。(仲入りで売店で240円で買ったが美味しかった)三三さんは「紀州」玉の輔さんは「悋気の独楽」、文楽師匠は「替り目」、なかなか貫録のある噺家だ。三平は「奥様のサチコさんの噺」、三平が登場すると明るくなる。大きな目で周りを見渡し、贔屓がいるか確認していたような気がする。続いて白鳥の代演の文左衛門は「寄合酒」、迫力があった。仲トリの前は馬風師匠の楽屋話、
仲入り後は、多歌介「漫談のようなもの」、一之輔の代演の柳朝「町内の若い衆」、続いて圓歌師匠だった。圓歌師匠は、相変わらず中沢家の人々のようなもの。座るのは座ったが起き上がることができないということで弟子の手を借りて楽屋に戻った。さあ昼の部の主任はお目当て「歌之介」さん。たっぷり「竜馬伝」を演じた。得意中の得意である。
今日の色物はぺぺ桜井、ダーク広和、ひびきわたる、ものまねの小猫、ストレート松浦、ホンキートーク、一番よかったのは、江戸家猫八の孫の「小猫」だった。
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