今年最後のハルカス寄席 大入り満員だった 染左さんが「今日が初めての方」と言って半数の方が手を挙げた 私の隣の若い女性も少しだけ手を挙げた
第一部 染左さんは「つる」染左さんは「わろてんか」の落語指導を行っているとか 大阪大学卒の噺家だ 兄の中川桂さんは学者だが落語に詳しい 一度、二人の対談を聴きたいと思っているのだが
南海さんの講談は「荒大名の茶の湯」講談をする人を「好男子」と言ったところで笑いが起こる 何がおかしいと南海さんが言ってまた笑う この噺は落語でも演じる
かい枝さんの「茶屋通い」は最近よく聞く噺だ 江戸では「木乃伊取り」となる 江戸の方がこの噺にはふさわしいと思う この日は珍しくこどもさんがいたのでかい枝さんも色気のシーンではやりにくかっただろう
第二部 喬介さんの出囃子は「幸せなら手を叩こう」前の席の女性が手を叩いていた 親戚の人か 「時うどん」にも工夫があったので楽しかった 喬介さんの「落語やりまーす」は名文句となり人気者になったのは嬉しい
ナオユキの「漫談」はいつも楽しい 場面を設定していくつかの噺を演じる オチがついてどっと笑う 場末の居酒屋 場末の居酒屋 いつものようにおっさんが飲んでいる 飲んでいる おっさんがわしは今日は誰とも話せんで 誰とも話せんで 今話しとるやないか このパターンで約20分 笑い疲れた 笑いの本質を心得ている
由瓶さんは大晦日の噺ということで「除夜の雪」後ろの女性が笑うとこなかったわ と言っていたが・・・これは笑う噺ではない 知らんのかと思わず心の中で叫んだ 由瓶さんには珍しい人情噺を聴けたので大満足だった 今年で聞き納めの落語会だった