毎年11月に開催される桂文我師匠の独演会 宗助さんと一緒の舞台は最近多い 宗助さんとウマが合うのだろうか 同じ米朝門下 ただ文我師匠は米朝師匠の弟子の枝雀師匠の弟子 一方宗助さんは米朝師匠の最後の弟子
宗助さんの名前は「二番煎じ」で登場する宗助さんから命名されたとのこと その宗助さんの一席目「七度狐」伊勢参りの途中で喜六・清八が狐に騙される噺 二席目は「豆狸」三田純一氏の創作落語である 三津寺さんを舞台にした珍しい噺 たぶん米朝門下でしかできない珍品 宗助さんも師匠から教わったのだろう 今日は狐と狸のだまし合いがテーマだった
文我師匠は「後家殺し」を最初に演じた これだけが「ネタ出し」であった この会の世話役の方がリクエストしたのだろうか 初めて聞く噺であった 世にも恐ろしい噺である 落語らしいどんでん返しの大作 これも文我師匠ならではである
文我師匠の最後は「馬のす」これは馬の尾っぽを抜いたらどうなるかの噺 オチは「馬が痛がるんだよ」というあほらしいオチだ しかしそれまでの会話は自由言いたい放題 はじめは5月の天皇陛下の参賀に行った時の観察模様を面白おかしく語った 続いて時事ネタのオンパレード 千葉県の森田健作知事の話(オチは「検索」)、オリンピックの裏話(オチは「おもてなし」)、桜を見る会(オチは?思い出せない)次から次と出てくる面白い噺に会場は爆笑の渦 最後は皆で三本締めで終わった
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