右喬さんはこのたび「第8回繁昌亭爆笑賞」をもらった。本人の弁によると今まで賞はもらったことがないと言う。マクラでは今までのアルバイトの噺を朴訥に語る。それが実に面白いのである。なんとも言えない。爆笑賞をもらった訳が分る。これからも頑張って欲しい噺家である。
平の陰は右喬さんの得意ネタのようだ。江戸では「手紙無筆」とか。右喬さんは松鶴さんに似た話し方をする。手紙に書いてありませんか?と尋ねると「書いたある」とおやっさんが答える。この「書いたある」が何回も出てくるのが面白い。噺の方は単純だが二人のやりとりがあきない。
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