昨年11月の豊田亭での仁扇師匠。なかなか大阪では見られない師匠であるので貴重である。打ち上げでお話したが、愉快な噺家であった。仁鶴師匠のお弟子さんは一番弟子が仁智さん、次が仁福さん、その次が仁扇さん、7人の弟子の中での三番弟子。仁鶴師匠は昭和40年代は物凄い人気だった。最近では難波のNGKでご本人の出番を見たが、落語ではなく漫談であった。
胴切りとは物騒な噺だが、なんのことはない。胴を切られた男。胴と足が切り離された。胴は風呂屋の番台に座り、足は麩屋の職人になった。兄が番台に弟が麩屋に。風呂屋の番台に座った兄が目にやり場がなくなり、目が霞んで来た。足に「やいと」をすえたら良くなるというので、使者が弟のところにやってくる。弟はお尻からモノを言えるようになっていた。やいとが終わってから弟が兄に伝えてくれと使者に言ったのは「兄貴あまり女湯を覗かんようにして呉れ。前のモノが元気良すぎて困るから」ということでオチがついた。麩屋というのは昔は多かったんかいな。最近ではあまり食したことがないけど。
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