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2014年3月30日日曜日

文太師匠の茶論亭


桂文太師匠が行っている落語教室(近鉄文化サロン)の生徒さんの落語会に行ってきた。今年1月13日(日)高津宮の高津の富亭で行われた。演じられた噺は、始末の極意、餅屋問答、持参金、くっしゃみ講釈、代脈、高津の富、仲入りの後は、猫の皿、親子酒、初天神。そら豆さんは「くっしゃみ講釈」を演じた。一番良かったのはそら豆さんの「くっしゃみ講釈」だった。講釈師の噺だが、これが実にすばらしかった。

くっしゃみ講釈は、上方で良く聞く話である。後藤一山という講釈師への仕返しのために二人が胡椒を買いに行くが胡椒がなく、唐辛子を購入、それを火でくすぶるとくしゃみが出るは出るは、講釈にならない。講釈師が二人に何か故障でもおありか?と聞くと、二人は故障がないから唐辛子を買ってきたんやというのがサゲとなる。そら豆さんがくしゃみを何回もするしぐさが良かった。この噺を聴くといつも中学時代を思い出す。ポケットから胡椒を振りまいていた輩がいた。みんな「ハクション」「ハクション」。花粉は飛んでいない平和な時代の話である。

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