三代目と言えば羽織を取るシーンが美しいと言われている 確かに羽織の端を持って引っ張ると羽織が一瞬に綺麗に取れるのである これは取った瞬間 後ろに手をやっている この所作を見たさに駆けつけるファンも多い 私もその一人 恰好いい 上方落語界では真似出来ないなあ
歌舞伎の世界でも早変わりというのがある これも見事 お正月の松竹座でもあった 落語の世界は早変わりはない 皆それぞれだ 特にざこば師匠はこんはよう脱ぐなら着てこんでもええのにと言って笑わす
落語家が高座で羽織をぬぐのはこれから噺ですよという合図 三代目もそうした 羽織は落語の中にもよく出てくる たとえば初天神とか 他にもたくさんあるがどうもよそ行きの時に着ていくらしい また前座は羽織を着てはいけない 二つ目からは良いとか 上方は真打制度がないから関係ないかもしれないが やはり若手は来ていない そこそこになってから着れるのだろう それにしても三代目の紋はやけに大きい 今度落語会に行ったら羽織も紋もちゃんと見ておこう
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