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2017年3月22日水曜日

江戸・上方落語の共演

江戸からは 前座の桂伸しん 二つ目の鯉白 真打の米福 上方からは三風 4名の咄家の落語会があった 江戸の咄家は落語芸術協会所属 だから知らない人ばかり だからどんな噺をするのか興味があった
伸しんは「饅頭怖い」結構上手い 声が良く通る 30歳後半と言っていた 若手ではない分達者であった ご当地の「風呂敷饅頭」なども入れたアドリブは良かった
鯉白は「りはく」と読む 鯉とくれば瀧川鯉昇師匠の弟子と分かる おかっぱ頭で登場した 都会的な顔をしていたので東京かと思ったら全然 ご当地の出身とか 会の終了後に知人が寄ってきて 主人の甥とか 驚いた 演目も「万病円」という珍しい噺であった 武士が偉い時代の噺 風呂屋で武士がふんどしを洗っている驚きのシーン 初めて聞く噺だ 三代目金馬が演じているのを帰ってから発見 上方では聴けないので得した感じ
真打の桂米福さんは桂米丸の弟子とか 富山県出身 「替り目」だった なかなか歯切れの良い上手い噺家だ 途中までだったが熱演 ご当地の「らっきょ」を入れるなどして楽しませてくれた
仲入り後 色物の手品の小泉ポロン 若い女性 年齢不詳 なかなか可愛い感じ 笑い声が耳に残る トリは桂三風さん 今日は参加型の噺にしなかった 得意の振り込め詐欺の噺 いつもは「助けて 助けて」を会場の人に言わすのだが今日は遠慮したのだろうか 爆笑の渦だった なかなか楽しませてくれた落語会 無料というのが一番うれしい

2017年3月14日火曜日

たまの独演会 2017春

たまの阿倍野独演会は満員御礼 根強いファンがいる たま 本当に面白い 阿倍野でやってくれるから楽 自宅からバスで10分 田辺寄席よりも近い たま独演会は連続4回目となる 今日は楽しみな噺家が登場する
まず 桂りょうば 枝雀さんの息子さん 「強情灸」お父さんに表情そっくり 続いて露の紫 「風呂敷」色気のある美人噺家 自分では宮沢りえ似と言っていたが そのくらい魅力ある顔をしている そして たま「ガマの油」と「人形買い」を演じた もちろんマクラでは森友学園を面白おかしく話した
仲入りの後は 銀瓶「持参金」本当に銀瓶は上手いなあ お金が回る回る オチはカネは天下のまわりもの 大変な噺ではあるが良く出来ている古典落語 トリは たま「ショート落語&俺の手」お待ちかねのシヨート落語はメモした 隣に座った人もメモしていた お題は森友学園 1549 聖人 894 東京&三重 哲学 献血 右翼のスピーチ 
最後のスピーチが最高 パナソニックは元の名前に直せ ナショナリズム 
次回は6月12日 早速予約をしてしまった

2017年3月1日水曜日

春團治追善興行 松竹座にて


はやいもので三代目春團治師匠が亡くなって1年を過ぎた 松竹芸能の筋書き通りに四代目も春之輔さんに決まった 今日は一門全員が揃っての口上だったのだが春蝶師が用があり来れなかった 残念である もっと大事な用事があったのかどうかは不明 小春團治師の軽やかな司会で一門の口上は盛り上がった
今日は江戸からも名人が来て豪華だった 昼の部は文珍師匠 歌丸師匠 鶴光師匠 が出演 夜の部は市馬師匠 鶴瓶師匠 ざこば師匠が出演した 
昼の部のトップは春雨師の皿屋敷 今日は三代目の演目をかけていた 梅團治は野崎参り 春若は代書 春之輔は幸助餅 福團治は藪入りなどがかかった
ゲストの文珍師匠は新作の「あこがれの養老院」 歌丸師匠は紙入れ 
仲入りがあって 小春團治師のアーバン紙芝居 鶴光師匠の竹の水仙 トリは福團治師匠の藪入りだった
文珍師匠は笑うツボを心得ている 銀行強盗をして刑務所に入って暮らす夢を見ている老夫婦の切ない物語 爆笑の渦だった
驚いたのは歌丸師匠 腸閉塞 肺炎を患いながらマクラも本題も素晴らしかった 声がよく出ていた さすがだ 感動した 今日は歌丸師匠の元気なお姿を拝見できただけでも来た甲斐があった