先日 難波の三津寺に参詣したときに甘茶寄席のチラシを見つけた 甘茶とはアマチュアのこと 洒落である 池田の落語ミュージアムで社会人落語選手権というのを毎年やっているというのは聴いたことがある しかし行ったことはない 一度聴いてみたいなという気持ちがあったので良い機会だと思い出掛けた
当日は台風の影響で雨がたえまなく降っている 会場に着くとほぼ満席状態 たぶん親戚縁者か 年配が多かった 通常の落語会とは違う雰囲気だった 最初は女性で「かしこ」さんの「あくびの稽古」 続いて大きな声の「稲佐久」さんの「動物園」 次は「水車」さんの「二番煎じ」お酒を勧する陶器持参しての噺が良かった 続いて「おり鶴」さんの「赤とんぼ」で仲入り これが市長賞をもらったようで熱演だった 後半戦は「晴太郎」さん「真心タクシー」続いて「ぽんぽこさん」の「天狗裁き」トリは「安庵」さんの「高津の富」だった 今回が第7回とあった 皆さん流暢でさすが名前をもらって演じるだけのことはあった 六代文枝師匠の名前が良く出て来て三枝時代の創作落語が演じられたのは楽しかった 特に「おり鶴」さんの「赤とんぼ」は歌もお上手で最高の笑いだった
この三津寺は古典落語の「まめだ」の舞台としても有名な寺である 米朝師匠の全集にも入っている 確か三田純市先生の作品だったと覚えている 短い噺であるが秋の落ち葉をみると豆狸(まめだ)を思い出す
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