動楽亭の中トリは桂南光さん。さすが人気者だ。テレビの影響は凄い。「べかこ」時代から売り出していたので関西人はたいてい知っている筈だ。米朝門下の枝雀の弟子の南光になるが、今やざこば師匠と南光師匠は米朝師匠を支える両巨頭である。この動楽亭もざこば師匠の小屋であるから米朝門下はたくさん出ている。核は南光師匠、米二師匠、米團治師匠というところか?
さて、マクラは北区老松町での骨董屋巡り。趣味でよく行くと言っていた。老松町と言っても知らない人が多いかもしれない。与力、同心など昔昔、近辺にお裁きがあったところである。今は少し残っているかもしれないが、名称変更でなくなった地名が多い。マクラが骨董屋ならば、火焔太鼓だろう。さすがお金持ちは住友はん。頼んないご養子さんが太鼓を買って来る。300両で売れるという目出度し目出度しの噺。サゲは半鐘を買うところまでいかず、夫婦仲良く暮らしたということで終わった。なにやら肩透かしを食らった感じだったが、こういう噺もあると思った次第である。
0 件のコメント:
コメントを投稿