ページ

2013年2月7日木曜日

米二師匠の茶の湯

桂米二さんは、京の噺家として有名である。その米二師匠とある落語会の打ち上げの会でご一緒させて頂いたのである。師匠は以前、日経新聞にブログを書いていたのを楽しく読んでいたのでどんな方かなと思っていた。その後「上方落語十八番でございます」が日経から出て、早速購入したのである。その本には人間国宝の米朝師匠に弟子入りした経緯が詳しく書かれていた。その本に先日サインをしていただいた。大事にしないといけない。

さて、米二師匠は「茶の湯」。2席目は「初天神」であった。茶の湯も初天神もたっぷり。時間を気にしないフルバージョンで楽しかった。茶の湯は、ご隠居さんが退屈をまぎらわせるために茶の湯を始めるというのが舞台の設定だ。青黄粉に椋の皮を入れて泡立たせ「風流だな」。甘い菓子も代用するありさま。食えたものではない。呼ばれた客人が便所から投げるとお百姓に当たった。お百姓さん手で払いながら「また、茶の湯か」これがサゲ。しかし縁者によってこんなに違うものか?やはり名人上手にかかると落語の楽しさが倍増する。繁昌亭ライブは時間が限られているので、たっぷりとはいかない。その点、落語会は良く満足する。

0 件のコメント:

コメントを投稿