享年81歳 7月2日ご逝去 謹んでお悔み申し上げます 私にとって最後の舞台は昨年2月の大阪松竹座 三代目春團治師匠追善興行の舞台だった 演目は十八番のひとつ「紙入れ」だった 幕が上がると酸素吸入器のチュ―ブをつけた師匠が座っていた 大きな耳は人の話を良く聴くためにあったのだろう きっと人格者に違いない
松竹座の感動の舞台 例のお説教口調でハキハキと淡々と喋る 分かりやすい落語だ お客さんの万雷の拍手で舞台の幕が下りた
歌丸師匠といえば「笑点」最初からのメンバーであった 東京に勤務の時は後楽園ホールでの収録に足を運んだ 整理券が必要だが最後に並ぶとフリーパスだった 中に入るとスタジオがセットされている 2回分の収録 客席の真ん中に長い顔をした圓楽師匠が座っている 何回も観に行った
笑点は1966(昭和41)年からスタート 従って52年経っている 当初からのメンバーは歌丸師匠に圓楽師匠 すでに鬼籍に もうひとりのこん平師匠は病期療養中とのこと この笑点は落語の発展におおいに寄与したことは間違いなし 日本テレビ系列だから全国隈なく行き渡っている 大喜利もこの番組で有名になった
歌丸師匠の生涯は波乱万丈 著書で拝読したが本当に凄い 古今亭今輔師匠に入門してそれから飛び出してまた戻り 兄弟子の米丸師匠の元に 米丸師匠は御年93歳とか まだまだお元気だ 歌丸師匠への弔辞でどんなことを語るのだろうか 合掌
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