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2011年7月5日火曜日

舟弁慶

夏が来ると天神祭を連想する。 会社はこの日 半ドンだった。 天満宮さんの氏子だからか。 この噺は暑い大阪夏の出来事 節電云々はない。 お松さんの留守中に遊び仲間の清八が喜六を訪ねてくる。 難波橋から舟を出し、芸者遊びをするという。 ケチで恐妻家の喜六は渋るが、芸者たちが自分を弁慶と言わないことを条件に仲間入り。弁慶は義経にいつも付き添っているお伴さんで、いつも他人のおごりで遊ぶ人間のことをいう。今日は違う、割り勘だ。喜六と清八が舟で遊んでいるところを涼みに来たお松さんが発見。お松さん川に飛び込み、喜六と対戦。ここで喜六がお松に弁慶のセリフと仕草で応じる。見物人が「よお弁慶」と掛け声。喜六「今日は弁慶ではないぞ、割り勘じゃ」ということで終わる。弁慶の解説がないと分からないサゲである。
この噺は桂文我師匠から聴いた。文我師匠はこの田舎町に毎年やってくる。スポンサーがいるのだ。落語「通」入門という師匠の本にサインをして頂いた。師匠は、「親子らくご」で有名で、午前中に親子らくごをして、午後から独演会を開催している。なかなかの名人である。

1 件のコメント:

  1. 舟弁慶,先日,塩鯛さんで聞きました。
    サゲは,後で調べてようやくわかりました。

    文我さんは,京都府立文化芸術会館で定期的に落語会をやっており,何度か聞きに行っています。
    実力のある落語家だと思います。

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