この噺は、確か江戸で聴いた。,誰だったか忘れた。どきどきする展開。久造さんは、やはり東北弁の方が良いような気がする。上方は井上さんとなる。尾張屋さんと近江屋さんが、5升飲めるか、飲めないかで賭けをする。近江屋さんの下男の久造さんが5升飲めるという。そんなことないやろうと温泉の豪遊を賭ける。久造さん、驚いて責任を感じて外に行くと言って出てしまう。しばらくして帰って来た。飲み始める。1升、2升・・・そして5升を飲み干す。5升は誰も飲めないというのが、先入観にある。落語らしい。驚いた尾張屋さんが負ける。尾張屋さんが久造さんに質問。外に出かけたのはおまじないでも・・・久造さん、「飲んだことがないので、前の酒屋さんで試しに5升飲んできた」意外なサゲで大笑い。面白い噺だ。
この作品は、今村信雄作らしい。真相は藪の中だそうだ。落語研究家の正岡容氏と並ぶ巨頭だ。正岡さんは、米朝さんと親交があった。5代目小さん名人の十八番だったらしい。噺は大きい方が面白い。このような作品を書きたいのだが。センスがないのが寂しい。
この噺,古典と思い込んでいました。
返信削除いろいろと新しい知識を増やせて,うれしいです。