柳昇師匠の十八番である。大きなことを言うようですが、いまや春風亭柳昇というのは我が国では私ひとりでありまして・・・で始まる。ここでどっと笑いを誘う。実にうまい。初めて聴いたのは、昭和63年、浅草演芸ホールだった。前から2列目。ここで聴いて、すしや通りに行ったのを覚えている。
結婚式の祝辞が長い。長いことを具体例を出して皮肉る。それが面白い。仲人の挨拶は全部同じ。新郎の成績は優秀、新婦は美人。そんな馬鹿な話があるかと逆なことを言う。これが良くできている。実際に結婚式の実況中継を行う。媒酌人挨拶がこれが滅茶苦茶。新郎は勉強が好きで、小学校6年のところを8年とか喋る。新郎の上司は、新郎の悪いことばかり言う。新婦の恩師も同じ調子。実に楽しい噺になっている。柳昇師匠しかできない落語だと思う。爆笑の連続である。
私もCDで聞きました。
返信削除柳昇のとぼけた味がいいですよね。
生で見てみたかったなぁ,と思います。