この噺も面白い。東京都北区王子の王子稲荷神社でのお話。実際に行ってみたことがある。嗚呼ここが舞台かと感激。鬼平も散策した場所とか。参拝の帰りに狐が女に化けるところを見かけた由さん。女を料理屋に連れ込み飲んだり食べたり。女は酔って眠る。そのすきに由さん帰る。
笑福亭たまのショート落語では「食い逃げや」になる。狐は人間に騙された。由さん、仲間から狐を騙すと大変なことになると脅かされて、お詫びに「ぼた餅」持参で王子稲荷に参上。子供の狐がその旨を母狐に伝えると、母狐は子供に言った。「ああ食べるんじゃないよ馬の糞かもしれない」。上方では高倉狐になるらしいが聞いた覚えはない。これは「高津の富」で知られる高津宮の中にある高倉稲荷が舞台だ。
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