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2011年5月19日木曜日

西行

落語好きの知り合いがいる。その人はビジネスホテルの副社長。知人を通じて紹介して頂いた。実際に演じているという。日舞もやるらしいから芸達者。教えてもらったのが「西行」。なんと柳亭痴楽師匠の噺が良いという。痴楽さんは私の落語の原点。破壊された顔の持ち主、4代目である。CDで聞いた。面白かった。
西行の若き日の失恋噺。北面の武士佐藤兵衛尉憲清は摂河泉一の美女に一目ぼれ。美女からラブレターが届く。歌でのやりとりが教養を刺激する。「阿漕」という語源も教えてくれる。上方では確か「鼓滝」で西行が登場する。(川西市にある) この前、大阪南部の西行の終焉の地にも行って歌人西行を偲んできた。西行の落語は、NHK大阪放送局で映像を見ることができた。ただし、圓歌師匠である。古すぎてあまり演じないのが残念である。

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