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2011年5月14日土曜日

江ノ島の風

なんとさわやかな題目だろうか。落語らしくない。この噺を聞いたのは、昨年9月。新宿末廣亭で桂藤兵衛師匠、この噺家も噺も初めてだった。2回目は、今年1月の田辺寄席で聞いた。演者は笑福亭生喬師匠、好きな噺家である。演題は「須磨の浦風」であった。ストーリーは、同じである。場所と登場人物が違う。上方は紀州の殿様、鴻池の金持ちだった。江戸は徳川様?三井様?忘れた。
殿様がお忍びで鴻池に遊びに来る。どういう接待をするのか考え、考えて須磨の涼しい風を殿に送ることにしたのだが。思わぬ出来事で、風の代わりに「屁」を持ち帰ることに。鴻池の旦那は怒ったが、さすが殿様「これ、怒るでない。途中で腐ったのだろう」とうのがサゲ。佐々木裁きのような殿様。やはり、関西人なので「須磨の浦風」が好きだ。江ノ島も行ったことがあるが良いところ。

1 件のコメント:

  1. 初めて耳にした噺です。
    落語らしくないというか,落語らしいというか,とても聴いてみたくなりました。

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